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発航前点検・機関運転

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まず海洋レジャー協会が発行する一・二級用の試験概要(通称リーフレット)をお手元にご用意してください。お持ちでない方はこちらからダウンロードしてください。※2021年4月に基準改定

2ページ目右上の点検箇所一覧をご覧ください。船内外機との違いは概ね以下の通りです。

●赤線の部分は出題されません
・点検グループは船外機。
・「エアベントスクリュー(通気口)」は燃料タンクが携行缶式ではないので点検出来ません。
・「消火器」は船外機艇は搭載不要なので搭載していません。

●青線の部分
「緊急エンジン停止スイッチ」(通称:キルスイッチ)
ハンドル右下のイグニッションキーの下側に赤いカールコードでつながれた爪が刺さっているか手で触れて確認してください。

「燃料油量」
写真上のイグニッションキーを右に1段階回すと約5秒でメーターの起動が完了します。それから燃料メーターの示度を確認します。

「プライマリーポンプ」
燃料を手動でエンジンまで送るポンプ。エンジンルームハッチを開けます。もうエンジンはありませんが、コックやバッテリの位置は変わりありません。プライマリポンプは右舷側の燃料コック付近にあり・・・

ナスビのような形をしています。これを手で2,3回握ります。中で液体が動いている感触があります。これで点検終了。
補足:最近は船外機側の燃料噴射装置の電磁ポンプが最初から燃料を吸い込んでくれるので使う機会は減りましたが2ストやキャブ仕様は初めにこれでキャブレターまで燃料を送ってやらないとなかなか始動出来ませんでした

「エンジンオイル」
出題されることはあまりないようです。というのはエンジンカバーを外すからです。桟橋で点検する場合、海上でカバーを外すのは落水の危険もあり好ましくありません。本来は陸上で行うべき作業ですが大事な点検箇所でもありますので場所は知っておきましょう。点検の方法は船内外機と変わりません。

カバーを開けるとこんな感じ。最近はとても複雑です。

黄色いスティックが目印です。オイル系統は黄色というのは世界共通です。

「エンジンの取付」
低馬力船外機などの手締めクランプの点検を意味しているようです。もし出題されたら船外機のカバーを手で押してみてガタがないか確認しましょう。

その他の点検箇所に関しては従来通りです。テキストなどを参考にして下さい。

「機関運転」※2021年4月に基準改定
エンジンの始動に関して以下に注意してください。暖気・停止は特に変わりありません。

エンジン始動前に
1.プロペラ付近の安全確認(船尾まで移動する必要あり)
2.リモコンレバーの中立確認
3.緊急エンジン停止コード、キーの装着

をしてから(1、2、3の順は問いません)

3.IGキーを回してエンジン始動

そして

4.船外機の冷却水点検孔からの水の排出状態の確認(船尾まで移動する必要あり)

船外機なので「3.緊急エンジン停止コード」「4.船外機の冷却水点検孔」が追加になり従来の「エンジンルームの換気」がありません。

操縦席

発航前点検・機関運転

操縦

133゜44.624'E 34゜16.466'N

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