サザエやアワビを陸から採ることを”のぞき”言う・・らしいです。冬場の大潮では潮位がマイナスになります。この時を見計らって岩の下を覗くから”のぞき”なのですが冬場の最大干潮時は早朝なので3時くらいにマリーナを出港します。今年は3回行きました。満月と新月で6回チャンスがありますがいずれも満月の時です。天気もありますが新月の真っ暗な海を走るのは怖いというのもあります。そして日の出前の暗い遠浅の浜にボートでアプローチします。慣れない人にはお勧めできません。そして胴長をはいて腰までつかりながら上陸し岩だらけの海岸を歩きながら岩の下や割れ目の奥にいるサザエやアワビを見つけて時には体ごと潜り込んで引っ掻き棒で引きずり出すのです。寒いのに汗だくになります。所々ロッククライミングみたいなので僕はヘルメットをかぶります。

最初、落ちているサザエをひらうくらいに思っていたのですがサザエは落ちてはいないのです。今回はいつのまにか島を半周していました。想像以上のハードな遊びですが、釣りとはひと味違う楽しさがあり満月の月の入りは何とも言えない幻想的な景色です。

ちなみに遊漁の法律は各県の条例で決まっていて
香川県 潜水具使用の採捕は× 徒手採捕は〇 ということは素潜りは〇
岡山県 潜水具使用も素潜りも× 歩行徒手採捕は〇
とあるので”のぞき”は〇みたいです。