Ⅱ目次 問14→
海上衝突予防法は世界共通のルールです。とはいえ道がないので大雑把です。それがここからの問13~問17です。セットで覚えましょう。
行き会い船の航法とは?
法律の原文を読んだ方が分かりやすいと思います。
海上衝突予防法第14条(抄) (行会い船) 2隻の動力船が真向かい又はほとんど真向かいに行き会う場合において衝突するおそれがあるときは、各動力船は、互いに他の動力船の左げん側を通過することができるようにそれぞれ針路を右に転じなければならない。 |
こうなったら
こうしましょう
「動力船」同士というところも重要です。そうじゃない場合は問17でやります。出題の仕方をややこしくしてある問題もありますが「問13は右側通行の問題のみ」と覚えておくと解きやすいでしょう。※余裕があれば「動力船どうしの右側通行」。
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問13 右図に示すように、 航行中の2隻の動力船が真向かいに行き会い、×印の付近で衝突するおそれがあるときの航法として正しいものは、次のうちどれか。
(1) A、Bともに、針路を左に転じる。 (2) A、Bともに、針路を右に転じる。 (3) AはBの進路を避け、Bは針路、速力を保つ。 (4) BはAの進路を避け、Aは針路、速力を保つ。
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問13 昼間、航行中のA動力船が、その船首方向に右図に示すような態勢で接近してくるB動力船を認め、衝突するおそれがあると判断したときの航法として正しいものは、次のうちどれか。
(1) 大幅に針路を左に転じ、左転時の操船信号を行う。 (2) Bの左舷側を通過できるよう、針路を右に転じる。 (3) 短音の汽笛信号を繰り返し行い、 Bに注意を呼びかける。 (4) 針路と速力を保って航行し、Bの動きを見張る。
答え (2)・・ 上の図を見るとお互いに右側通行するとそれぞれの左舷側を通ります。ややこしい書き方ですね。 |
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問13 接近する2隻の船舶に衝突するおそれがあるとき、 互いに針路を右に転じなければならない場合は、次のうちどの場合か。
(1) 動力船と動力船が真向かいに行き会う場合 (2) 帆船と帆船が真向かいに行き会う場合 (3) 動力船と帆船が真向かいに行き会う場合 (4) 帆船と漁ろうに従事している船舶が真向かいに行き会う場合
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問13 行会い船の航法について述べた次の文の(ア)と (イ)に当てはまる語句の組合せとして正しいものは、下のうちどれか。
「互いに他船の(ア)舷側を通過するよう、針路を(イ)に転じなければならない。」
(1)ア:左 イ: 左 (2) ア:右 イ:左 (3)ア:左 イ:右 (4) ア: 右 イ:右
答え (3)・・ この図が頭に出てこないと意外と難問です。 |
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