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海上では「動きやすい船が、動きにくい船を避ける」慣習があり交通法にも反映されています。
「行き会い船」「横切り船」でも順位の違う船舶間ではこのルールに切り替わります。
ただし「追い越し船」ではこの優先順位は適用されません。追い越す船は明らかに「動きやすい船」だからです。「各種船舶間の航法」
優先順位は
1番:運転不自由船、操縦性能制限船
2番:漁ろう船
3番:帆船
4番:動力船
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問17 各種船舶間の航法において、次の(ア)~(ウ)の船舶の優先順位 (それぞれ2隻の船舶間において保持船となるものを上位とする) を上位から下位に正しい順序で並べたものは、下のうちどれか。
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問17 各種船舶間の航法における、避航船と保持船の関係を示した下表のうち、誤っているものはどれか。
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問17 右図に示すように、航行中の2隻の船舶が×印の付近で衝突するおそれがあるときの航法として正しいものは、次のうちどれか。
(1) BがAの進路を避ける。 (2) AがBの進路を避ける。 (3) A、Bともに針路を右に転じ、他船の進路を避ける。 (4) 速いほうの船舶が、他船の進路を避ける。
答え (2)・・「横切り船の航法」ではありません。優先順位だけ考えましょう。 |
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問17 右図に示すように、航行中の2隻の船舶が × 印の付近で衝突するおそれがあるときの航法として正しいものは、次のうちどれか。
(1) Aは針路、速力を保ち、BがAの進路を避ける。 (2) Bは針路、 速力を保ち、 AがBの進路を避ける。 (3) A、Bともに針路を右に転じ、他船の進路を避ける。 (4) 速いほうの船舶が、他船の進路を避ける。
答え (2)・・優先順位だけで考えましょう。くれぐれも「右側通行」だと思わないように。 |
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問17 右図に示すように、航行中の2隻の船舶が×印の付近で衝突するおそれがあるときの航法として正しいものは、次のうちどれか。
(1) できる限りBがAの進路を避ける。 (2) できる限りAがBの進路を避ける。 (3) A、Bともに針路を右に転じる。 (4) 全長が短いほうの船舶が、 他船の進路を避ける。
答え (1)・・優先順位だけで考えましょう。くれぐれも「右側通行」だと思わないように。 |
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