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Ⅱ科目の最初にふさわしい内容ですが何故かこの位置です。3つの項目があります
<見張り>
航行中、錨泊中でも※あらゆる手段で常時、見張りをしなければならない。
※視覚・聴覚・その他全ての(レーダー等)手段
<安全な速力>
人によって解釈が違っていたら困るので
「他の船舶との衝突を避けることができる速力」
「状況に適した距離で停止できる速力」
となっています。そしてその速力は
「視界の状態」「船舶交通の混み具合」
「自船の操縦性能」「風・海面・海潮流の状態」
を考慮して決めることとなっています。陸のような何km/h以下のような速度制限はありません。
<衝突のおそれ>
接近してくる他の船舶のコンパス方位に明確な変化が認められない場合は、衝突するものと判断する。
「コンパス方位」とは自船から相手の船が見える方位を言います。上図のような関係を「衝突コースに乗る」といいます。続きを読む
海上で突然船が現れることはなく「突然ぶつかってきました」という言い訳は通用しません。それは見張りを怠っていたと自分で言っているようなものです。
「衝突コースに乗る」と
・GPS画面やウインドウピラーに相手船が隠れたら直前まで見えない。
・危機感を抱きにくい。
・行き会い関係だと(夜間は特に)止まって見える。
ここから練習問題
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<見張り>
問18 見張りについて述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
(1) 船舶に死角がある場合は、見張りの位置を変えながら行う。 (2) 航行中や錨泊中にかかわらず、常に行う。 (3) その時の状況に適した全ての手段により、適切に行う。 (4) 夜間は周囲が見えないので、レーダーによる見張りだけを行う。
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<安全な速力>
問18 安全な速力とはどのような速力をいうか。次のうちから正しいものを選べ。(海上衝突予防法)
(1) 他の船舶に危険を及ぼさない速カ (2) 衝突を避けるための適切な動作がとれる逮カ (3) 周囲の安全確認が適切に行える速力 (4) 12ノットを超えない速カ
答え (2)・・(1)は港則法。(4)は海上交通安全法。 |
<衝突のおそれ>
間18 衝突のおそれについて述ぺた次の文の( )の中に当てはまる適切な語句は、下のうちどれか。(海上衝突予防法)
「近づいてくる他の船舶の( )に明らかな変化がないときは,これと衝突するおそれがあると判断しなければならない。」
(1) コンパス方位 (2) 速 力 (3) 針 路 (4)走行姿勢
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