Ⅲ目次 問27②→
<舵取りの方法>
船内機船:舵の向きを変える
船外機船:プロペラの向きを変える
船内外機船:プロペラの向きを変える
ウォータージェット船:ノズルの向きを変える
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問27 小型船舶の推進方式と、その操舵方法の説明した組合せのうち、適切でないものはどれか。
(1) ウォータージェット船・・ステアリングノズルの向きを変えて方向転換する。 (2) 船内機船 ・・プロペラシャフトの向きを変えて操舵する。 (3) 船内外機船 ・・ドライブユニットの向きを変えて操舵する。 (4) 船外機船 ・・船外機そのものの向きを変えて操舵する。
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問27 推進方式による操舵の特性について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 船外機船は、船外機そのものが舵の役目をする。 (2) 船内外機船は、ドライブユニットが舵の役目をする。 (3) 船内機船は、舵とプロペラが分かれているので、後進の舵効きが特によい。 (4) ウォータージェット船は、惰力で動いていても推進力がないと施回できない。
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<航走の仕方>・静止状態も航走状態も沈んだまま、水を押しのけ(排水)て走る。
・沈んだままなので水の抵抗であまり高速では走れません。
・ほとんどの大型船はこのタイプです。
・高速で走るために船体を水面上に浮かせ(滑らせて)水の抵抗を極力少なくします。
・船体を浮かすためには高出力のエンジンが必要です。
・排水状態から滑走状態に移るまでの時(「ハンプ」)にエンジンに最も負荷がかかります。
・一旦浮いてしまえば船体にかかる抵抗はぐっと減り気持ちよく高速航行できます。
・高速で走る小型ボートに多い。
<旋回時の傾斜>
滑走型はバイクのように内側に傾き、排水型は自動車のように外に傾きます。
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問27 前進航行中の排水型船が、 舵を左に取って定常旋回している場合、船体は一般にどのような状態になるか。次のうちから選べ。
(1) 左舷側に傾斜した状態 (2) 右舷側に傾斜した状態 (3) 舵を取る前と同じ状態 (4) おもてあしになった状態
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問27 高速航行中の滑走型船(ディープV型)が、ハンドルを右に切って旋回する場合、船体の傾きと速力はどのように変化するか。次のうちから最も適切なものを選べ。
(1) 左舷側に傾き、速力は低下する。 (2) 左舷側に傾くが、速力は変わらない。 (3) 右舷側に傾くが、速力は変わらない。 (4) 右舷側に傾き、速力は低下する。
答え (4)・・曲がると抵抗は増すので速力は低下する。 |
問27 高速航行中の滑走型船(ディープV型)と前進航行中の排水型船が、舵を右に取ってそれぞれ定常旋回している場合、それぞれの船体は一般にどのような状態になるか。次のうちから選べ。
(1) 滑走型船は右側に傾斜し、排水型船は左側に傾斜する。 (2) 滑走型船は左側に傾斜し、排水型船は右側に傾斜する。 (3) ともに右側に傾斜する。 (4) ともに左側に傾斜する。
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問27 高速航行中の滑走型船(ディープV型)と前進航行中の排水型船がそれぞれ定常旋回している場合、それぞれの船体は一般にどのような状態になるか。次のうちから選べ。
(1) ともに内側に傾斜する。 (2) ともに外側に傾斜する。 (3) 滑走型船は内側に傾斜し、排水型船は外側に傾斜する。 (4) 滑走型船は外側に傾斜し、排水型船は内側に傾斜する。
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問27 滑走中の小型船舶を旋回させる要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 速力をいったん落としてから転舵する。 (2) 乗員は姿勢を高くして、旋回方向の反対舷から身を乗り出す。 (3) 急ハンドルとならないよう、小角度で転舵する。 (4) 急激な左右交互の転舵は行わない。
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