Ⅲ目次 ←問27② 問29→
<出入港>
試験では知らない港に初めて入港する想定です。知らない港は事前によく調べること。陸に近寄るわけですから浅瀬や岩、複雑な潮流などの可能性があります。よく知った港でも夜間は緊張するものです。夜間の出入港は出来るだけ避けたいものです。
<着岸>
左舷着岸の方が操船は楽です。
※風等の影響がない限り
※但し船外機などは少々違います→興味のある方は
<係留>
桟橋・岸壁などに船をロープでつなぐこと
<錨泊(アンカリング)>
ここから練習問題
続きを読む
<出入港>
問28 小型船舶の出入港時における注意事項として適切でないものは、次のうちどれか。 (1) あらかじめ港や水路の状況を調べておく。 (2) 浅瀬があると思われる水域は、高速で通過する。 (3) 波浪が大きい場合は、沖合から港の状況を確認する。 (4) 夜間の出入港はできるだけ避けるようにする。 答え (2) |
問28 小型船舶が入港する際に注意しなければならない事項として適切でないものは、次のうちどれか。 (1) あらかじめ港や水路の状況を調べておく。 (2) 浅瀬があると思われるところは、高速で通過する。 (3) 潮流などの外力の影響が少ない時間帯を選ぶ。 (4) 港の入口付近に、出航船がいないことを確認する。 答え (2) |
<着岸>
問28 排水型の一軸右回り船が岸壁に着岸する場合、右舷着岸より左舷着岸のほうが操船しやすい理由として適切なものは、次のうちどれか。 (1) 操縦席の位置にかかわらず、 左舷側のほうがよく見えるため。 (2) 船体は右よりも左へ旋回しやすい形状をしているため。 (3) 行きあしが低下すると、 船首を左に向ける力がはたらくため。 (4) エンジンを後進にかけると、 船尾が左へ振れ岸壁に寄るため。 答え (4) |
問28 排水型の一軸右回り船で岸壁に右舷着岸する場合の操船要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。 (1) 着岸地点を目標に、風や流れを考えて進入角度を決め、低速で進入する。 (2) 着岸地点の少し手前でエンジンを中立にし、惰力で進む。 (3) 船尾を岸壁側に寄せるため、舵を中央にして着岸地点の真横で強めにエンジンを後進をかける。 (4) 行き足がなくなった後、係留ロープを岸壁に送り、船体を引き寄せる。 答え (3)・・右舷着岸でこれをやると岸壁から船尾が離れていきます。 |
<係留・解らん>
問28 船首方向から風を受けて、右図に示すような態勢で岸壁に係留する場合、最初に結ぶロープとして最も適切なのは、図中 (1)~(4) のうちどれか。 答え (4) |
問28 船尾方向から風を受けて、右図に示すような態勢で岸壁に係留する場合、最初に結ぶロープとして最も適切なのは、図中 (1)~(4) のうちどれか。 答え (1) |
<錨泊>
問28 右図のような船舶が錨泊する場合、アンカーロープを結ぶ場所として最も適当なものは、図中 (1) ~ (4) のうちどれか。 答え (1) |
問28 次の底質のうち、錨地として最も適しているものはどれか。 (1) 岩 (2) 砂 (3) 石 (4) さんご 答え (2) |
問28 次の底質のうち、錨地として最も適しているものはどれか。 (1) 泥 (2) 石 (3) さんご (4) 泥 答え (1) |
問28 小型船舶が穏やかな水域で錨泊する場合、水中に伸ばすアンカーロープの長さとして最も適切なものは、次のうちどれか。 (1) 水深の約1倍 (2) 水深の約1.5倍 (3) 水深の約3倍 (4) 水深の約6倍 答え (3)・・この試験は数字の「3」が良く出ます。 |
問28 錨泊する場合、錨とアンカーロープの間をチェーンでつなぐことがあるが、その理由として最も適切なものは、次のうちどれか。 (1) 錨の効きがよくなる。 (3) 錨を揚げやすくなる。 (2) 錨とアンカーロープがからみにくくなる。 (4) 風が強いときの振れ回りが小さくなる。 答え (1) |
問28 単錨泊する場合の操船要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。 (1) 風や潮流があるときは、これらを船尾方向から受けるようにして錨地へ進む。 (2) 予定錨地を少し過ぎた地点で行きあしが止まるようにエンジンを操作する。 (3) 行きあしがなくなったら投錨し、錨を着底させる。 (4) 後進でアンカーロープを所定の長さまで伸ばしたら一旦中立にし、錨を効かせる。 答え (1)・・「船首方向」が正解 |
<走錨>
問28 錨泊に関する用語のうち、「走錨」の説明として正しいものは、次のうちどれか。 (1) アンカーロープが切れること (2) 船が錨を下ろしたまま流されること (3) アンカーロープを伸ばすこと (4) 船を走らせながら錨を入れること 答え (2) |
問28 錨泊中、走錨を知った場合の対処として最も適切なものは、次のうちどれか。 (1) アンカーロープを伸ばす。 (2) アンカーロープを縮める。 (3) 錨を打ち直す。 (4) シーアンカーを入れる。 答え (3)・・(1)もありですが効果は(3)が上です。 |
問28 錨泊中に、自船は走錨していないと判断できるのは、次のうちどのような状態のときか。 (1) 他の錨泊船との位置関係が、投錨時と大きく変わっている。 (2) 風を受ける舷がいつまでたっても同じである。 (3) アンカーロープがピンと張ったままになっている。 (4) 風や潮流等の影響により、錨を中心に振れ回っている。 答え (4) |
問28 錨泊中に走錨していると判断できる状態は、次のうちどれか。 (1) アンカーロープが張ったりゆるんだりする。 (2) 風を常に片舷方向から受けている。 (3) 船体が、ほぼ規則的に振れ回っている。 (4) アンカーロープに触っても、振動が感じられない。 答え (2) |
Ⅲ目次 ←問27② 問29→