目次Ⅰ ←問2 問4→
漁法ごとにイラストを使った問題が多いので個別に覚えていきましょう。
潜水漁業(もぐり)
・一人で行うこともある(海女)
・潜水中を示す旗(A旗)を揚げていることがある
・浮いたり潜ったりしていてどこにいるのか分かりにくい
問3 右図に示す「潜水漁業」について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 一人で操業することはないので、操業中は船の上に必ず誰かが乗船している。 (2) 操業中の船は、潜水中であることを示す信号旗を掲げていることがある。 (3) 潜水者が浮き上がってくる間隔はいつも同じではなく、急に浮き上がってくることがある。 (4) 潜水者は必ずしも海中にいるわけではなく、付近の海面に浮いていることもある。
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定置網漁業
・長期間設置される
・魚を誘導する垣網は陸から数百メートル延びていることがある
・海面に目印のブイしか見えないので近づかない
問3 右図に示す「定置網漁業」に使用する網について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 魚群の回遊する水域に、比較的長い期間にわたって設置される。 (2) 目印のブイを避ければ、網の上を航行することができる。 (3) 本体と陸岸の間に設置された網により、魚を誘い込む。 (4)大規模なものから小規模なものまで、大きさはさまざまである。
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問3 右図は、定置網が設置されている水域の、水面上の様子を示した略図である。このような漁具に対する注意事項として適切なものは、次のうちどれか。
(1) 陸岸に向かって設置されている網のブイとブイの間は、高速で航行することができる。 (2) 設置されている場所は、地元の漁業協同組合やマリーナなどに問い合わせればわかる。 (3) 定置網の中に入って釣りをする場合は、網やアンカーロープに注意する。 (4) ブイに係留する場合は、複数のブイにロープをかけるようにする。
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えり漁業
・木や竹を使った小型の定置網である
・干潟や湖にある(琵琶湖沿岸)
問3 右図に示す「えり漁業」について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) えりの内部では魚が養殖されている。 (2) 長い期間にわたって同じ場所に設置されている。 (3) 木や竹などを使って固定されている。 (4) 干潟や湖などの水深の浅い所に設置されている。
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刺し網漁業
・帯状の網を海中に降ろして魚を捕獲する。日々場所は移動。
問3 右図に示す「底刺し網漁業」について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 漁具が設置されている付近には、必ず監視船が停泊している。 (2) 目印のブイや旗竿を見ただけでは、仕掛けられた漁具が刺し網かどうかは分かりにくい。 (3) 目印には、ブイの代わりにペットボトル等が使われていることがある。 (4) 何組も設置されている場合があるので、ブイを見つけたらまわりもよく観察する。
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問3 右図は、刺し網が設置されている水域の水面上の様子を示した略図である。このような旗竿やブイに対する注意事項として適切なものは、次のうちどれか。
(1) ブイブイの間にはロープや網がないので、低速であれば通過することができる。 (2) ノリやカキの養殖施設と同じく、年間を通じて同じ位置に設置されている。 (3) 広い範囲に点在している場合もあるので、まわりをよく確認しながら大きく遠回りする。 (4) 旗竿やブイの材質と大きさは、どの水域でも同じものが使用されている。
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はえ縄漁業
・遠洋マグロはえ縄の長さはなんと200km!だそうです。
問3 右図に示す「はえ縄漁業」について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 漁具の長さが数キロメートルに達するものもある。 (2) 遠洋の海域で大型魚だけを対象に行われる漁法である。 (3) 漁具は、日によって違う場所に設置されている。 (4) 漁具の両端には目印となるブイなどが設置されている。
答え (2)・・「~だけ」等、範囲を絞った表現は怪しい。 |
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たこつぼ
・日々場所は移動
問3 右図に示す「たこつぼ漁業」について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 水面に浮かんでいるブイや旗竿を見ただけでは、仕掛けられた漁具がたこつぼかどうかは分かりにくい。 (2) 何組も設置されている場合が多いので、ブイや旗竿を見つけた場合には、十分に離れて航行する。 (3) たこつぼは、長い期間引き上げられることはなく、設置場所は海図に記されている。 (4) 水面上に浮かんだ目印には、ブイの代わりに発泡スチロールの塊や、ペットボトルが使用されている場合がある。
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底引き網
・網を海底に降ろして船で引っ張っている
・2隻の場合は間に入らない
・船の後方には近づかない
問3 右図に示す 「底引き網漁業」について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 右図のように2隻が1組になって操業している場合は、2隻の間に入らないように注意する。 (2) 網は海底に広げられているので、漁船の後方であればすぐ近くを航行することができる。 (3) 操業中に進路を急に変更する場合があるので、近くを航行する場合は特に注意する。 (4) 操業中であることを示す形象物をマストなどに掲げている場合がある。
答え (2)「~できる」など断言する言葉は怪しいと思いましょう。 |
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引き縄釣漁業
・マグロ漁のTV番組
・ルアーを海面の表面を引っ張ります。
問3「引き縄釣り漁業」について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 竿などを利用して、一度に何本もの引き縄 (釣り糸) を引く場合がある。 (2) 引き縄や竿に意識を集中しているので、操業中は見張りをあまりしていないことがある。 (3) 引き縄は他船から見えにくいので、引き縄釣り漁業専用の形象物を掲げている。 (4) 引き縄の長さは数十メートルにもなるので、漁船の後方を通る場合は十分離れるようにする
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養殖いかだ(ノリ・カキ・ハマチなど)
問3 右図のような養殖施設について述べた次の文のうち、適切なものはどれか。
(1) いかだは1つずつ浮いているので、どのいかだといかだの間でも自由に航行することができる。 (2) 密集して設置されている場合が多いので、いかだのある水域を大きく避けて航行する。 (3) いかだは海底に固定されていないので、設置場所は潮流の変化に応じて毎日移動する。 (4) 所有者名が表示されていないいかだには、自由に係留することができる。
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のり養殖網
・網に種を付けて水面に設置して育てる。主に冬場の沿岸部。
問3 右図に示す「ノリ養殖漁業 (支柱式)」について述べた次の文 のうち、適切でないものはどれか。
(1) 漁場内は施設を固定するロープなどが多数張られている。 (2) 網の周囲には、夜間に目印となる灯火が必ず設置されている。 (3) 陸岸近くの干満差のある浅い場所に設置されている。 (4) 設置場所や時期は、地元の漁業協同組合に問い合わせれば分る。
答え (2)「必ず」など断言する言葉は怪しいと思いましょう。 |
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まき網漁業
魚群探知機や目視により、魚群を発見すると、2隻(まれに1隻)の漁船が魚群を網で包
囲して捕獲する。
問3 下図に示す「まき網漁業」に対する注意事項について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 魚群を囲み込むために、網船が急に針路を変えることがあるので注意しなければならない。 (2) 水面付近のまき網は、離れた位置からは見えにくいので、近寄って確認しなければならない。 (3) 複数の船舶で操業する場合が多いので、一隻だけではなくまわりの船の動きにも注意しなければならない。 (4) 漁船が動いていなくても、網を揚げている場合があるので、まわりで引き波を立てないようにしなければならない。
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