Ⅲ目次 ←問35 問37→
<水路図誌>
航海に使う書誌の事を総じて「水路図誌」といいます。
※ただし現在ではほとんど紙ではなくデータで販売・提供されています。
○海図:国(海上保安庁)が発行
○ヨット・モーターボート参考図:レジャー用の簡単な海図
○小型船舶港湾案内:レジャー用の水路誌(現Sガイド)
○潮汐表:1年に一冊づつ刊行
<基準水面>
海は干満があるので水面の高さは一定ではありません。
では海図に記載された高さなどの情報はどこを基準にしているのでしょう?
最高、平均、最低と3つに種類分けして記載していますがそれぞれ理由があります。
(座礁事故につながる暗礁も3つに種類分けされています。問33)
最低水面:干出岩の高さ・水深・(潮汐図にある潮高)
平均水面:山・島・(灯台の高さ)
最高水面:橋の高さ・海岸線・(鉄塔の電線)
ここから練習問題
続きを読む
問32 海図に記載されている海岸線は、どの水面における海と陸との境界を示したものか。次のうちから選べ。
(1) 最高水面 (2) 平均水面 (3) 最低水面 (4) 中間水面
答え (1)・・「中間水面」というものはありません。 |
問32 海図に記載されている水深の基準面として正しいものは、次のうちどれか。
(1) 最高水面 (2) 平均水面 (3) 最低水面 (4) 中間水面
|
問32 海図に記載された高さ及び深さの基準面について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
(1)山の高さの基準面は、平均水面である。 (2)橋の高さの基準面は、最高水面である。 (3)干出の高さの基準面は、平均水面である。 (4)水深の基準面は、最低水面である
|
問36 海図に記載されている次の高さのうち、最低水面を基準面として表すものはどれか。
(1) 干出の高さ (2) 灯の高さ (3) 島の高さ (4) 橋の高さ
|
問36 海図に記載されている次の高さのうち、最高水面を基準面としているものはどれか。
(1) 島の高さ (2) 灯の高さ (3) 橋の高さ (4) 山の高さ
|
問32 海図に記された高さや水深の基準面を示した右図のうち、誤っているものはどれか。
(1) 山の高さ (2) 島の高さ (3) 干出の高さ (4) 水深
答え (1)・・ |
|
問32 海図に記された高さや水深の基準面を示した右図のうち、誤っているものはどれか。
(1) 山の高さ (2) 島の高さ (3) 干出の高さ (4) 水深
答え (3)・・ |
|
問36 海図に記された高さや水深の基準面を示した右図のうち、正しいものはどれか。
(1) 山の高さ (2) 島の高さ (3) 干出の高さ (4) 水深
答え (4)・・ |
|
問36 潮汐表について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
(1) 日本の主要な港 (標準港)における潮汐がわかる。 (2) 海上保安庁が、3年に1度出版している。 (3) 日本の主要な海峡や水道における潮流がわかる。 (4) 標準港以外の港の潮汐は、標準港の潮汐を改正することで分かる。
|
問36 ヨット・モータボート用参考図について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
(1) 物標、浅瀬、マリーナなどのさまざまな情報が分かりやすく表示されている。 (2) 表面と同じ図の単色の裏面は、航海の記録やメモなどに使えるようになっている。 (3) 海図には載っていない、ヨットや水上オートバイの専用航路が記されている。 (4) 小型船舶に持ち込みやすいように、 通常の海図より小さめの大きさである。
答え (3)・・ヨット、ジェット用の専用航路は存在しない。 |
問36 ヨット・モータボート用参考図に記されていない内容は、次のうちどれか。
(1) 大型船が航行する航路 (2) 定置網の設置場所 (3) 灯台や灯浮標の灯色 (4) ヨット専用の航路
|
Ⅲ目次 ←問35 問37→