Ⅱ目次 ←問15 問17→
3つの項目があります
<見張り>
航行中、錨泊中でも※あらゆる手段で常時、見張りをしなければならない。
※視覚・聴覚・その他全ての(レーダー等)手段
<安全な速力>
とは人によって解釈が違っていたら困るので
「他の船舶との衝突を避けることができる速力」
「状況に適した距離で停止できる速力」
そしてその速力は
「視界の状態」
「船舶交通の混み具合」
「自船の操縦性能」
「風・海面・海潮流の状態」
を考慮して決める。
陸のような何km/h以下のような速度制限はありません。
<衝突のおそれ>
接近してくる他の船舶の方位に明確な変化が認められない場合は、衝突するものと判断する。
よく分からない場合は「衝突する」と判断する。
上図のような関係を「衝突コースに乗る」といいます。続きを読む
海上で突然船が現れることはなく「突然ぶつかってきました」という言い訳は通用しません。それは見張りを怠っていたと自分で言っているようなものです。
ここから練習問題
続きを読む
<見張り>
問16 見張りについて述べた次の文のうち、 適切なものはどれか。(海上衝突予防法)
(1) 航行中は、まわりに船が見えるときだけ行う。 (2) 広い水域を航行している場合は、 目視だけで行う。 (3) 船舶の通航が多い水域に差しかかったら行う。 (4) 前方だけでなく、すべての方向に対して行う。
|
問16 見張りについて述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。(海上衝突予防法)
(1) 視覚や聴覚など、そのときの状況に適したすべての手段により行う。 (2) 航行中は、まわりに船が見えるときだけ行う。 (3) 航行中、錨泊中にかかわらず、注意深く行う。 (4) 視界の状態にかかわらず、適切に行う。
|
問16 見張りについて述べた次の文のうち、 適切なものはどれか。(海上衝突予防法)
(1) 目や耳など、あらゆる方法により行う。 (2) 高速航行中は、前方に注意を集中して行う。 (3) エンジンを止めて漂泊しているときは行う必要はない。 (4) 船舶の通航の少ない水域では行う必要はない。
|
問16 見張りについて述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。(海上衝突予防法)
(1) 視覚だけを最大限に活用して行う。 (2) 航行中、錨泊中にかかわらず、注意深く行う。 (3) 前方だけでなく、すべての方向に対して行う。 (4) 視界の状態にかかわらず、いつでも行う。
|
<安全な速力>
問16 安全な速力について説明した次の文のうち、正しいものはどれか。(海上衝突予防法)
(1) 衝突を避けるための動作がとれる速力 (2) 自船の性能の半分の速力 (3) 12ノット以下の速力 (4) 他船に危険を及ぼさない速力
答え (1)・・(4)は港則法。(3)は海上交通安全法。 |
問16 安全な速力の決定にあたって特に考慮しなければならない事項として定められているものは、 次のうちどれか。(海上衝突予防法)
(1) 自船の定員 (2) 帰港予定時刻 (3) 自船の操縦性能 (4) 目的地までの距離
|
問16 安全な速力の決定にあたって特に考慮しなければならない事項として規定されていないものは、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
(1) 視界の状態 (2) 船舶交通の混み具合 (3) 自船の操縦性能 (4) 帰港予定時刻
|
問16 安全な速力について述べた次の(A)と(B) の正誤を判断し、下のうちから当てはまるものを選べ。(海上衝突予防法) (A) 適切かつ有効な避航動作をとることができる速力をいう。 (B) そのときの状況に適した距離で停止することができる速力をいう。 (1) (A) だけ正しい (2) (B) だけ正しい (3) ともに正しい (4) ともに誤っている
|
<衝突のおそれ>
間16 衝突のおそれについて述ぺた次の文の( )の中に当てはまる適切な語句は、下のうちどれか。(海上衝突予防法)
「近づいてくる他の船舶の( )に明確な変化がないときは,衝突するおそれがあるものと判断しなければならない。」
(1) 針路 (2) 速力 (3) 方位 (4)大きさ
|
問16 近づいてくる他の船舶と衝突するおそれがあると判断しなければならないのは、次のうちどの場合か。(海上衝突予防法)
(1) 他の船舶の針路が変わらない場合 (2) 他の船舶の速力が変わらない場合 (3) 他の船舶の見える方位が変わらない場合 (4) 他の船舶との距離が変わらない場合
|
問16 他の船舶と衝突するおそれがあるかどうかを確かめることができない場合は、どのように判断しなければならないか。 次のうちから選べ。(海上衝突予防法)
(1) 自船が保持船である。 (2) 自船が避航船である。 (3) 衝突するおそれがある。 (4) 衝突するおそれはない。
|
問16 衝突のおそれについて述べた次の(A)と(B) の正誤を判断し、 下のうちから当てはまるものを選べ。(海上衝突予防法)
(A) 近づいてくる他の船舶の見える方位が変わらない場合は、衝突するおそれがあると判断しなければならない。 (B) 接近してくる他の船舶と衝突するおそれがあるかどうかを確かめることができない場合は、衝突するおそれはないものと判断しなければならない。
(1) (A) だけ正しい (2) (B) だけ正しい (3) ともに正しい (4) ともに誤っている
|
Ⅱ目次 ←問15 問17→