Ⅲ目次 ←問24 問26→
<水上オートバイの運動特性>
・加速性・旋回性がよく高速航行できる
・転覆しても直ぐに復元できる。
転覆を前提に作られてはいるが自動で起き上がることはない。
・一般的な船舶のように舵やプロペラが船底外に露出していないので比較的浅い所を航行できる。
とはいえ極端に浅い場所でジェットインテークからポンプ内に石や砂を吸い込んでトラブルになる例は後を絶ちません。
・一般的な船舶のようにクラッチはなくエンジンとプロペラ(インペラ)が直結されているのでエンジン始動と同時に推進力が発生する。ゆえに後進はプロペラを逆転させる方法ではない。
・船底から吸い込んだ水をポンプで加圧して船尾から噴射して推進力を発生させ、かつ噴射の向きをハンドルで変えることで旋回しています。これが良好な加速性、旋回性を生む源泉ではあるが
「推進力がないと(スロットルを戻した状態だと)ハンドルを操作してもほとんど曲がれない。」
ハンドルだけで曲がらない。スロットルの握り具合が曲がり具合に大きく影響する。
※これが水上オートバイの重大事故の殆どの原因であることから学科試験のあらゆる箇所でこの内容に言及しており、また実技試験でもこれが理解できているか試されている項目があります。