※2ストロークガソリンエンジンは現在あまり見かけません。
4ストロークエンジン(4スト)
●ピストンが2往復で1回の燃焼(爆発)
(2ストと比較して)
構造が複雑:2ストにはない吸排気バルブやそれを動かすカムシャフトやベルト、オイルポンプ、フィルタ、オイルクーラーなど構成部品が多い。
燃費が良い:燃料がほぼ完全燃焼するので燃料効率は良い。
音が静か:2ストの爆音の原因である排気チャンバーがない。
重量が重い:構成部品の多さ故、重量増。
2ストローク(2スト)
●ピストンが1往復で1回の燃焼(爆発)
(4ストと比較して)構造が簡単、燃費が悪い、音がうるさい、重量が軽い。
メリット:同じ回転数なら4ストの倍の回数で燃焼(爆発)しているので同じ馬力のエンジンであれば2ストの方が小型軽量に出来ます。構造も簡単で特別な工具なしでも分解組立しやすいです。
デメリット:エンジン各部を潤滑するエンジンオイルは燃料に混ぜて燃やして大気中に排気しています。燃焼せず、すり抜けるガスの存在もあり排気ガスは環境に悪いものになります。また排気音も爆音です。構造は単純ですが4ストと比べると部品消耗が早く長持ちしません。