船外機の小型船は12Vが多く、ディーゼルエンジンの大型船は24Vが多いです。
そもそもの役割
・エンジン始動のためのスタータモーターの駆動
これが一番の役割なのですが他にも
・航海灯やGPSなどの計器の駆動
・エンジン制御のコンピュータや点火系統への安定した電源供給
エンジン運転中は常にオルタネーター(発電機)で充電されています。
技術の進化に伴い近年は様々なタイプのバッテリーがありますが、試験に出るのは従来からある開栓型バッテリー。ケースの中には電解液(希硫酸液)に鉛合金の板(極板)が浸かっています。充電中は電解液が電気分解を起こしており自然減しますが補充するのは希硫酸ではなく蒸留水。過放電は極板を痛め寿命を短くする一番の原因です。寿命は通常2~4年でケース側面が膨らんできたら交換時期に来たと判断します。



