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ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプは高圧縮になったシリンダに適切なタイミングで適切な量の燃料を噴射するための核をなす装置でとても精密な構造になっており燃料中の不純物を極端に嫌います。そこで燃料系統には幾重にもろ過装置が備わっています。また燃料噴射ポンプは専門業者でないと整備できません。頑丈さゆえに雑に使われるイメージのディーゼルエンジンの意外な一面です。
燃料系統の概略
燃料経路順に
・セジメンタ:燃料中の水分を取り除く。
・燃料ポンプ:燃料を噴射ポンプまで送る。
・燃料フィルター:燃料中の不純物をろ過する。
・燃料ポンプ:燃料を高圧縮して噴射バルブまで送る。
・燃料噴射バルブ:シリンダに燃料を霧状に噴射する。
<燃料系統のプライミング(エア抜き)>
ディーゼルエンジンは燃料系統に空気が入ることも嫌います。燃料フィルター交換やガス欠などの際は必ずプライミング(エア抜き)作業を行う必要があります。
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