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ディーゼルエンジンとガソリンエンジン

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二級(一般科目)は主にガソリンエンジン

一級(上級科目)は主にディーゼルエンジン
一般的なエンジンはレシプロエンジンというものでピストンの往復運動を回転運動に変換しプロペラやタイヤを回しています。他にもロータリーエンジンやタービンエンジン等もありますがここでは取り上げません。以下のような感じで動いています。(4スト)

レシプロエンジンは以下の4系統が存在します。

4スト・ガソリンは乗用車、船外機、小型発電機。
4スト・ディーゼルはトラックや中型船舶、大型発電機。
2スト・ガソリンは草刈機などの小型農機具、競艇用エンジン。
2スト・ディーゼルはタンカーなどの大型船舶や戦車。
例外はありますがこんな感じです。

一般的なガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違い

  ディーゼルE/G ガソリンE/G
燃料 軽油又はA重油=安価 ガソリン=高価
燃料供給方法 機械式燃料噴射装置※1 キャブレターまたはコンピューター制御の燃料噴射装置
燃焼方式※2 シリンダ内で圧縮した空気に軽油を噴射し自然着火→点火のための電気系装置が不要 シリンダ内で圧縮したガソリンと空気の混合気にスパークプラグの火花で着火→点火のための電気系装置が必要
圧縮比※3 高圧縮:自然着火させるため。概ね20:1 低圧縮:電気点火のため。概ね10:1
爆発圧力 高い 低い
騒音・振動 大きい 少ない
重量※4 重い 軽い
燃費※5 良い=少ない 悪い=多い

※1:コモンレールに代表される最新式のディーゼルエンジンはコンピューター制御であり小型船舶でも徐々に旧式の機械式から入れ替わりつつある。
※2:シリンダ内の爆発をどのような方法で行うか
※3:シリンダ内の気体をピストンが圧縮する比率
※4:小型軽量を売りにしたものもあるが一般的には爆発圧力の高いディーゼルエンジンは同馬力のガソリンに比べシリンダブロックを頑丈にせざるを得ないので重くなる。
※5:機種により一概には言えないが燃焼効率はディーゼルエンジンの方が優れている。

問題解説



解説:(3)の「故障率が低い」は一概には言えない所ではあるが「電気系統の故障率が低い」と読めば始動時のスタータモータ以外の電気系部品がないディーゼルエンジンの電気系の故障率は低い。


解説:(4)構造が簡単か複雑かは機種によって色々あって一概には言えない所ではあるが一般的なディーゼルエンジンの燃料噴射装置(噴射ポンプ)は機械式であれコンピューター制御方式であれ、とても精密な機械であり、そういった意味で「簡単な構造ではない」。


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133゜44.624'E 34゜16.466'N

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