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この試験の「排気タービン過給機」は一般的に「ターボチャージャー」と言われています。
簡単に言うと、排気ガスでタービンを回し、そのタービンでコンプレッサー(圧縮機)を回し空気を無理矢理エンジンに押し込んで出力を向上させる装置です。
船舶用のみならずディーゼルエンジンには大抵ターボチャージャー&インタークーラー(後述)がセットで備わっています。これはターボチャージャーとディーゼルエンジンは相性が良いためです。逆に小型船舶用のガソリンエンジンにはほとんどありません。

空気は圧縮されると温度が上昇します。空気は温度が上がると密度が下がります。これではせっかくのターボチャージャーの効果が弱まります。そこで空気を圧縮を保ったまま冷やす装置がインタークーラーです。役割としては冷却海水で空気を冷やすものですが試験ではその原理まで問われます。
ターボに関する問題解説
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