こういうのを「のぞき」って言うのですが別にいやらしい意味ではありません。ただ最近、遊漁に関する条例が変わったみたいなのであまり詳しくは言わないようにします。いやらしい「のぞき」も犯罪ですがこっちの「のぞき」も法に触れてるかもしれないので(笑)。例年1月くらいの新月満月あたりにその年の最低潮位になります。で「のぞき」が好きな友人達と毎年ボートで島に行くのですが今回は新月でした。冬の低低潮は朝なので朝4時出航という体にこたえるクルーズです。
 新月の夜、しかも早朝。陸の街灯もあまり見えない島に向かっての操縦は真っ暗闇。これが本当に神経をすり減らします。GPS(船のカーナビ)はあります。だったら楽勝やん?と思うでしょう。いえいえとんでもございません。かなりの恐怖が味わえます。徐々にGPS、というより自分が信じられなくなってきます。GPSと外(当然、大型船や漁船などは同じ海域にいますので)と交互に見ながら操縦するんですが島に近づくとなんとなくボヤっと見えてきます。でGPSを見るとなんか思ってた場所と違う気がしてきて怖くなってくるんです。で目的地はその年の最低潮位の人里離れた海岸です。漁探も見て水深見ながら船外機チルトアップしながらアンカー入れながら浜に軽く乗り上げるように着岸して到着。冷や汗もんです。安心と疲労で「もうサザエなんてどっちでもいいや~」なんて思ってしまいます。