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<汽艇等>
シンプルに以下のように考えると覚えやすいです。
「汽艇等」=「小型船舶」
「汽艇等以外の船舶」=「大型船舶」
港内では「小型船舶」はいかなる状況でも「大型船舶」を避けなければいけません。
<禁止・制限事項>
・みだりに汽笛、サイレン、強力な灯火 の使用禁止
(⇑法に則ったもの以外)
・交通の妨げになる漁ろう禁止
・油送船付近での喫煙
<その他>
・7メートル未満の帆船・ろかい船は白色の灯を点けるだけでもよい。
※「テンダー」という陸から人や小荷物を運ぶ小舟を想定していると思われます。
・ボート競走等行事は港長の許可があれば出来る。
※通常、港長は海上保安部長があたります。
ここから練習問題・・今までのルールとは逆のものが多々あるので注意しましょう。
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<汽艇等>
問24 右図に示すように、港内を航行中の2隻の船舶が×印の付近で出会うおそれがあるときの航法として正しいものは、次のうちどれか。(港則法)
(1) A、Bともに、右側に寄って航行する。 (2) 防波堤から遠いほうの船舶が相手船を避ける。 (3) Aは防波堤の外でBを避け、Bはそのまま出航する。 (4) Bは防波堤の内でAを避け、Aはそのまま入航する。
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問24 右図に示すように、港内を航行中の2隻の船舶が×印の付近で衝突するおそれがあるときの航法として正しいものは、次のうちどれか。( 港則法)
(1) AがBの進路を避ける。 (2) BがAの進路を避ける。 (3) A、Bともに針路を右に転じ、他船の進路を避ける。 (4) 速いほうの船舶が、他船の進路を避ける。
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問24 右図に示すように、港内を航行中のA船がB船を追い越そうとする場合の航法として正しいものは、次のうちどれか。(港則法)
(1) AがBの進路を避ける。 (2) BがAの進路を避ける。 (3) Aは右に、Bは左にそれぞれ針路を転じ、他船を避ける。 (4) Aは左に、Bは右にそれぞれ針路を転じ、他船を避ける。
答え (2)・・海上衝突予防法の追い越しとは違います。港内ではいかなる状況でも小型船は大型船を避けなければいけません。 |
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問24 右図に示すように、港内を航行中の2隻の船舶が×印の付近で衝突するおそれがあるときの航法として正しいものは、次のうちどれか。(港則法)
(1) Aは針路、速力を保ち、BがAの進路を避ける。 (2) Bは針路、速力を保ち、AがBの進路を避ける。 (3) A、Bともに針路を右に転じ、他船の進路を避ける。 (4) 速いほうの船舶が、他船の進路を避ける。
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問24 汽艇等の航法について述べた次の (A)と(B) の正誤を判断し、下のうちから当てはまるものを選べ。(港則法)
(A) 汽艇等は、特定港に出入し、又は通過する場合は、航路を航行しなければならない。 (B) 汽艇等は、港内においては、汽艇等以外の船舶の進路を避けなければならない。
(1) (A)だけ正しい (2) (B) だけ正しい (3) ともに正しい (4) ともに誤っている
答え (2)・・汽艇等は航路航行義務はない。どちらでもよい。 |
禁止・制限事項
問24 港内における制限事項について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。( 港則法)
(1) 夜間、港内を航行する船舶は、海上衝突予防法に規定する灯火をみだりに表示してはならない。 (2) みだりに、バラスト、 廃油、石炭から、ゴミその他これに類する廃物を捨ててはならない。 (3) 船舶交通の妨げとなるおそれのある場所では、みだりに漁ろうをしてはならない。 (4) 港長の許可を受けずに、特定港内でボート競争やヨット競争を行ってはならない。
答え (1)・・方に規定された灯火まで禁止したら何も出来なくなります。 |
問24 港内における制限事項として規定されていないもの、次のうちはどれか。
(1) 港内においては、相当の注意をしないで、 停泊船の付近で喫煙をしてはならない。 (2) 船舶は、港内においては、みだりに汽笛又はサイレンを吹き鳴らしてはならない。 (3) 船舶交通の妨げとなるおそれのある港内の場所においては、みだりに漁ろうをしてはならない。 (4) 港内又は港の境界付近における船舶交通の妨げとなるおそれのある強力な灯火をみだりに使用してはならない。
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その他
問24 船灯の表示について述べた次の文の( )の中に当てはまる適切な語句は、下のうちどれか。 「夜間、港内を航行中のろかいを用いている船舶及び長さ ( ) 未満の帆船は、海上衝突予防法の規定による灯火を表示している場合を除き、常時、白色の携帯電灯又は点火した白灯を周囲から最も見えやすい場所に表示しなければならない。」(港則法) (1) 7メートル (2) 12メートル (3) 20メートル (4) 50メートル
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問24 夜間、港内を航行中の長さ7メートル未満の帆船及びろかいを用いている船舶は、海上衝突予防法に規定された灯火を表示している場合を除き、何色の灯火1個を常時表示しなければならないか。次のうちから選べ。( 港則法) (1) 白色 (2) 黄色 (3) 紅色) (4) 緑色
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問24 特定港内における行事又は作業のうち、あらかじめ港長の許可を受けて行えるものはどれか。(港則法)
(1) 油送船の付近での火気の取扱い (2) 港内での漁ろう (3) ボート競争の実施 (4) バラストやゴミの投棄
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