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事故種別
<乗揚げ>
こういう状況で焦って後進したりすると
・プロペラや船体をさらに壊す
・冷却水取入口(穴)に砂や泥が詰まり機関を壊す
等々ロクなことはありませんのでエンジンは直ぐに停めましょう。
問50 航行中の小型船舶が浅瀬に乗り揚げた場合の処置 ①~③の順序として最も適切なものは、下のうちどれか。 ① 船位や潮汐の調査 ② エンジンの停止 ③ 船体の破損状況の確認 (1) ③→①→② (2) ③→②→① (3) ②→③→① (4) ②→①→③ 答え (3) |
問50 航行中の小型船舶が浅瀬に乗り揚げた場合、最初に取らなければならない処置として最も適切なものは次のうちどれか。 (1) 船体の破損状況を調べる。 (2) 潮時と潮高を調べる。 (3) 船位を確認する。 (4) エンジンを停止する。 答え (4) |
問50 航行中の小型船舶が浅瀬に乗り揚げた場合、直ちにエンジンを使用しないほうがよいとされているが、その理由として適切でないものは、次のうちどれか。 (1) プロペラが損傷するおそれがあるため。 (2) 船体が予想外の動きをして、さらに乗り揚げるおそれがあるため。 (3) 船底の損傷箇所を拡大してしまうおそれがあるため。 (4) エンジンの冷却水が逆流するおそれがあるため。 答え (4)・・逆流まではしない。 |
<予防>
問50 事故防止のために注意する事項として適切でないものは、次のうちどれか。 (1) 予定コースを外れていないか、GPS受信機や目標物を確認しながら航行した。 (2) 周囲と比べて波の立ち方が違うところがないか注意しながら航行した。 (3) 電流計や冷却水温度計に異常がないことを定期的に確認した。 (4) 錨泊してエンジンを止めた後も、全ての航海計器類を常に作動させておいた。 答え (4)・・エンジンは発電し充電もしています。海上では電源はとても大事です。消費を抑えるよう心がけましょう。 |
問50 事故防止のために注意する事項として適切でないものは、次のうちどれか。 (1) 航行距離は同じでも、風潮流の影響で燃料消費量には大きな違いが出ることがある。 (2) 周囲と比べて波の立ち方が違うところには、浅瀬などの障害物が存在する場合がある。 (3) 予定コースを外れると、GPS受信機が正確な位置を示さなくなることがある。 (4) エンジンを止めた状態で、全ての計器類を使いすぎると、バッテリーが上がってしまうことがある。 答え (3)・・現代ではGPSは正確な現在地を知る上で最も信頼できる装置です。なので電源は大事です。 |
<衝突・火災・浸水>※機関故障は問44
問50 小型船舶の事故発生時の処置として適切でないものは、次のうちどれか。 (1) 浅瀬に乗り揚げたときは、直ちにエンジンを後進にかける。 (2) 他船と衝突したときは、人命救助を優先して行う。 (3) 他船と衝突したときは、両船を直ちに引き離さないようにする。 (4) 火災が発生したときは、火元が風下になるように操縦し、消火に努める。 答え (1) |
問50 航行中、火災が発生した場合の処置として適切でないものは、次のうちどれか。 (1) エンジンと舵を操作して、火元が風上側になるよう操船する。 (2) 消火器を使用して、火の勢いが強くなる前に消火する。 (3) 火の勢いが衰えない場合は、遭難信号を発して救助を求める。 (4) 火の勢いが盛んとなり、危険な状態となったら退船する。 答え (1)・・風下側が正解 |
問50 沿岸航行中、船内に浸水を発見した場合の処置として適切でないものは、次のうちどれか。 (1) 船体の破損なのか海水の打込みによるものかなど、浸水の原因を調べる。 (2) 船体に破損があった場合は、破損箇所に布などを詰めて応急処置をとる。 (3) 破損箇所が水面に近い場合は、破損箇所が風上側になるように操船する。 (4) 自力航行が不可能な場合や、沈没のおそれがある場合は救助要請を行う。 答え (3)・・風下側が正解 |
問50 小型船舶の事故発生時の処置として最も適切なものは次のうちどれか。 (1) 浅瀬に乗り揚げたときは、直ちにエンジンを後進にかけて引き離す。 (2) 転覆しても沈没するおそれがない場合は、船の近くで救助を待つようにする。 (3) 他船と衝突したときは、エンジンを止めて船体の損傷状態を第一に確認する。 (4) 火災が発生したときは、全速力で近くの港に避難する。 答え (2) |
<人命救助・救命設備>
法定備品のページ 参照のこと
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