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チルト アップ&ダウン

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船外機と船内外機はドライブユニットの大半を水面上まで上げることができます。この動作をチルトアップ、チルトダウンと言います。
利点1:浅瀬や海岸に近づく際にプロペラの損傷を防げる。
利点2:航行中でも微調整により上下の航走姿勢(トリム)を調整できる。

注意点:エンジン始動時には水中に浸かっていないといけない。
理由1:プロペラの前に冷却水取り入れ口がある。
理由2:船内外機の場合、大きくチルトアップした状態で始動すると壊れる。

船外機


船外機


船内外機の動力伝達経路


ユニバーサルジョイント:ちなみに写真は壊れて修理作業中のもの


ユニバーサルジョイント(自在継手)は自動車にも使われている機構で、ある程度の回転軸の曲がりを吸収してくれるものですが構造上、許容範囲がありそれを超える角度のチルトアップはエンジンを止めた(軸が回転していない)状態で行わなければいけません。


上記のようなユニバーサルジョイントの欠点を克服した等速ジョイントを使っている機種もあります。ヤンマー製ドライブが有名ですが、冷却水取入口も船底にあるのでヤンマー製は大きくチルトアップした状態でもエンジン運転が可能です。等速ジョイントも皆様の自動車の前輪に当たり前のように使われています。




チルトピン:油圧チルト機構がない小型の船外機などは取付角度を調整するためのピンがありますが航行中にチルト角度の調整は出来ません。


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133゜44.624'E 34゜16.466'N

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