操縦席

赤丸が従来の教習艇と違う計器・スイッチです。✖の計器はダミーで使用しません。

真ん中と左側がエンジン関係のメーター。右側のノスタルジックなアナログメータに比べ際立って近代的ですがこの２つで様々な情報が分かります。真ん中が回転計・水温計・電圧計、左が速力計（単位はノット）・燃料。この船の試験時の速力の目安は３，８００回転で約１８ノットです。

「回転計」
大きい数字が回転数。その下に水温計（温度計マーク）、電圧計（バッテリーマーク）、油圧計です。トラブルシューティングの参考に。ちなみに教習艇では油圧計は表示されません。トリム表示も気にしなくて良いです。

「速力・燃料計」
大きい数字が速力、その右の棒メーターが燃料油量。下半分は燃費情報で大変便利なのですが試験には関係ありません。

「スイッチ類」
船内外機ではエンジン始動時にエンジンルームの換気が必要ですが船外機は「ブロアー」を押す必要はありません。（ただ、緊急エンジン停止コードの点検が加わります。発航前点検・機関運転を参照）　他は一般的なテキストに乗っているものと同じ配列です。

「リモコンレバー」
暖機運転時のクラッチを解除するボタンは変わりません。
●トリム・チルトスイッチ
船外機の上下の角度調整が手を離さずに出来るスイッチです。トラブルシューティングでプロペラや冷却水取り入れ口を点検するときはエンジンを止めてこのスイッチで船外機を最上までチルトアップしてください。