NMEA0183やNMEA2000という規格があるのは知っていましたが機会がなかったので詳しくは知りませんでした。航海計器間データ通信の共通規格だそうでこの冬、お客様から機会を頂きそのシステムを構築しておりました。
この機器はその規格に対応し繋がりますよ程度でそれ以上の資料は少ないようです。海外サイトやDIYでシステム構築している人の奮闘記を参考に何とか稼働するようになりました。調べるうちにヤマハのエンジン計器のコマンドリンクもコネクタは違えど中身はこれらしく純正で変換器がある。繋がるのなら繋いでみようかと。さらに変換ケーブルがAmazonに激安である。片方がヤマハ、もう片方がNMEAになっただけの線である。こんなんでいいのなら純正はいったい何なのだ?しかもハブにはケーブルを切って線をむき出しにし繋ぐという・・。もうわけわかめですがとりあえずGPS航海計器とエンジン側を繋いでみたらあっさり認識ししました。エンジン計器がGPS画面に表示されるのかはまた分かりませんが。
キャビン内が大変賑やかになりました。もうこの部屋で何日過ごしたのでしょうか。お客様の船なのにもう我が家のような感覚です。厳冬期に工場内の船の中で過ごせたことは大変良かったです。夏場なら大変です。
住宅であれば配線は天井裏などで隠せるのですがボートの場合、裏に隠せば後々のメンテに支障があるし、外に出せば目につくし、物や手足でケーブルを引っかけないようにしないといけないし。かと言ってケーブルを束ねすぎるとノイズの影響で魚探画面が変になるらしいし。出来るだけ見栄えも良くしたいし取り回しを何回もやり直したりして。船は常に地震で揺れているような環境なのでしっかり固定しておかないといけません。また船は狭い上に平面が少なく取付場所も限られ、これまたセンスが問われるのです。

