まわりでは結構見たよと聞く”カンツウ”。お初にお目にかかりました。私の考える船の概念を超える船型です。お値段も私の想像を超えています。
 これも海上運送法での航路事業なのでしょう。うちも海上タクシーと言われる不定期航路事業をやっておりますが月に1,2回お客さんを運んでいるだけです。それでも一通りの国交省への手続きはしているわけです。
 でここから本題ですが、ここ数年関係する法制が大きく変わり色々大変です。免許から保険から何から何まで詳しくは書きませんが一言でいえばハードルがバク上がりしています。うちは一応やってますよ程度なので海上タクシー業の許認可を返上しても困らないのですがもう意地でついて行ってます。内心もうええかなと思ってますが海事代理士資格も持ってますんでこの程度の手続きに根を上げていては海の法律事務の専門家としてはいかがなものかという意地でやっています。
 国交省がハードルを上げている理由はご存じの通り知床遊覧船をはじめとする小型船舶での航路事業の事故が多発したから。でそんな折、香川県で海上タクシーが燃えるという。小型船舶の多くはFRP製。FRPは着火しにくいのですが一旦燃えだしたらど派手に黒煙と炎が上がりニュースの写真もインパクトのあるものになります。FRPはごく少量でもポリエステル樹脂が結構な量の濃い黒煙を出しながら燃えて跡形もなくなりガラス繊維だけ残ります。今度は消火設備かなー。国交省とJCI(日本小型船舶検査機構)からなんか来るかなー。 手続き論に終始してますが安全確保については今更言われなくてもちゃんとやっているつもりです。