上級Ⅰ目次 ←問56 問57②→
<荒天準備>
船のライフラインについて。
練習問題
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問57 荒天準備について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。 (1) 移動しそうな荷物をロープで固縛する。 (2) ハッチや舷窓などの開口部を閉鎖する。 (3) デッキ上にライフラインを張りわたす。 (4) デッキ上のスカッパーを密閉する。 |
問57 荒天準備について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。 (1) デッキ上の移動物は、海中に転落しないように船内に格納するか、ロープで固縛する。 (2) 舷窓、ハッチ、出入口などの開口部を確実に閉鎖し、船内に水が入らないようにする。 (3) スカッパーに詰まりはないか、ビルジポンプは正常に作動するかどうかを確認する。 (4) つまずいて落水しないように、デッキ周囲のライフラインは取り外して船内に格納する。 答え (4) |
問57 避難港での係留中における荒天準備について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。 (1) 係留ロープを増し掛けし、ロープが船体や岸壁などと接触するところには、すれ当てをする。 (2) 風波はもちろんのこと、潮汐にも気を配り、係留ロープの長さを調節する。 (3) 岸壁や桟橋、あるいは他船との間に十分な数のフェンダーを配置する。 (4) 船内に雨などが吹き込まないように、デッキ上のスカッパーを密閉する。 |
問57 港の岸壁に係留して停泊中のA船は、台風圏内に入ったことを知り、気象の変化から、ほぼ進路上にいることが分かった。A船の船長が取った次の荒天準備のうち、適切でないのはどれか。 (1) 高潮に備えるために、潮汐表で満潮時間を調べた。 (2) 強風に船首が立つように、シーアンカーを使用した。 (3) 岸壁に打ち付けられないように、沖側にアンカーを打った。 (4) 係船ロープが切れないように、ロープの本数を増やし、すれ当てをした。 答え (2)・・」これは沖で荒天をやり過ごす方法です。シーアンカーは荒天時、沖で船首を風上に立てて風波をしのぐためのもの。係留中に使うものではない。 |
<荒天航法>
海上保安庁資料→ブローチング
シーアンカーとアンカーの違い
練習問題
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問57 追い波を受けて航行している船舶が最もブローチングを起こしやすい位置(A)と、最も安全に航行できる位置(B)は、右図(ア)~(エ)のうちどれか。適切な組合せを次のうちから選べ。 (1) A (ア) B: (エ) (2) A (イ) B: (エ) (3) A (イ) B: (ウ) (4) A (ア) B: (ウ) |
問57 航行中にブローチングを起こしやすいのは、どのような場面か。次のうちから選べ。 (1) 向かい波を受けて航行中、 波頭を乗り越えたとき。 (2) 斜め向かい波を受けて航行中、波しぶきをかぶったとき。 (3) 追い波を受けて航行中、波の上り斜面に張り付いているとき。 (4) 斜め追い波を受けて航行中、波の下り斜面で回頭しかけたとき。 答え (4)・・海上保安庁資料 |
問57 シーアンカーについて述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。 (1) 船首を波に立てて横波を受けないようにするときは、シーアンカーを船首から流す。 (2) 舵やエンジンが故障したとき、その場から流されるのをシーアンカーで抑えることができる。 (3) 追い波の中を航行するときは、船尾からシーアンカーを投入して速力を抑える。 (4) シーアンカーがないときは、バケツやロープの束、帆などで代用できることもある。 答え (3)・・これはドローグのことです。 |
問57 シーアンカーの利用目的について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。 (1) 荒天や航行不能になったときに、船首を波に立たせる。 (2) 舵やエンジンが故障したときに、船位の移動を抑える。 (3) 釣りやダイビングを楽しむときに、船体の動揺を抑える。 (4) 緊急停止が必要なときに、後進と併用して急減速する。 答え (4)・・シーアンカーは釣りなどのレジャーでも使用されることがありますので(3)は○ |
問57 荒天時の航法について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。 (1) 横揺れが大きくなったときには、針路と速力を調整して動揺を最小限に抑える。 (2) シーアンカーがなくても、 バケツやロープなどで同様の効果が得られる場合がある。 (3) 追い波の中を航行するときには、プロペラにシーアンカーを巻きつけて速力を抑える。 (4) 漂泊するときには、 横波を受けないようにシーアンカーを利用して船首を波に立たせる。 答え (3)・・「プロペラにシーアンカーを巻きつけて」✖こんな事をすれば一巻の終わりです。 |
問57 荒天航行に関する注意事項について述べた次の文のうち、適切なものはどれか。 (1) 陸風が強い場合、海岸付近は高波が生じやすいので、岸から離れて航行する。 (2) 海風が強い場合、海岸付近は比較的波が穏やかなので、岸寄りを航行する。 (3) 追い波のときは、波の下り斜面に位置を保つように航行する。 (4) 前方からの風浪は、斜め船首方向から受けるように航行する。 答え (4)・・陸風は沖が波が高く、海風は岸が波高くなる。 |
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