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問42 発航前の点検(機関)

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●燃料系統
問41参照のこと

問42 発航前における、 エンジンの燃料系統の点検要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。

(1) 燃料コックは開いているか。
(2) 燃料タンクの油量は十分あるか。
(3) 燃料タンクの空気抜き口は閉じているか。
(4) 燃料フィルターにゴミはたまっていないか。
答え
(3)・・開いていないといけない。
問42 発航前における、船外機船の燃料系統の点検要領として適切でないものは、次のうちどれか。

(1) 燃料タンクのエアベントスクリュー(空気抜き口)が開いていることを確認する。
(2) 燃料コックが閉じていることを確認する。
(3) 燃料タンクに十分な燃料油が入っていることを確認する。
(4) 燃料ホースが確実に接続されていることを確認する。
答え
(2)・・開いていないといけない。
問42 発航前における、ガソリンエンジンの燃料系統の点検項目として適切でないものは、次のうちどれか。

(1) 燃料ポンプ内への空気の混入
(2) 燃料フィルターへの水の混入
(3) 燃料パイプの傷や燃料漏れ
(4) 燃料コックの開閉状態
答え
(1)・・ポンプ内の点検は簡単には出来ないから。
問42 エンジンの発航前点検について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。

(1) 燃料タンクに航海で消費する量の燃料が丁度入っていることを確認する。
(2) 燃料パイプや燃料ポンプなどに燃料漏れがないことを確認する。
(3) 燃料コックが開いていることを確認する。
(4) 燃料フィルターにゴミや水分が入り込んでいないことを確認する。
答え
(1)・・「丁度」✖。余裕がないといけない。


●潤滑(オイル)系統
エンジンオイルの役割
オイルは他にもギア、ミッション、パワステなどありますがここではエンジン内部を循環しているエンジンオイルを指しています。

問42 発航前における、ガソリンエンジンの潤滑油系統の点検要領として適切でないものは、次のうちどれか。

(1) エンジン本体からオイルが漏れていないかどうかを点検する。
(2) オイルフィルターを取り外して、内部の目詰まりを点検する。
(3) オイルレベルゲージを使用して、オイルの量を点検する。
(4) 白いウエスにオイルを少量取り、汚れ具合を点検する。
答え
(2)・・間違いではないが発航前にそこまでするのはやりすぎ。
問42 潤滑油系統の点検要領について述べた次の文のうち、適切なものはどれか。

(1) 油量は、エンジンを停止した直後に測る。
(2) シリンダーごとに、オイルレベルゲージを使用して測る。
(3) オイルフィルターを取り外して、内部の目詰まりを点検する。
(4) 白いウエスにオイルを少量取り、汚れ具合を点検する。
答え
(1)


●バッテリー
 通常は12Vか24Vである。一番の役割はエンジン始動のためのスタータモーターの駆動だが他にも航海灯やGPS、エンジン制御のコンピュータや点火系統への電源供給も行っているためエンジン運転中は常にオルタネーター(発電機)で充電されている。
 近年は様々なタイプがあるが、試験に出るのは従来からある開栓型バッテリー。ケースの中には希硫酸液に鉛合金の板(極板)が浸かっている。電気分解などにより液は自然減するが補充するのは希硫酸ではなく蒸留水。過放電は極板を痛め寿命を短くする一番の原因。寿命は通常2~4年でケース側面が膨らんできたら交換時期に来たと判断する。

 

問42 バッテリーの点検要領について述べた次の文のうち、適切なものはどれか。

(1) ターミナルにケーブルがしっかり取り付けられていることを確認する。
(2) バッテリーを固定するベルトに、十分なゆとりがあることを確認する。
(3) プラスのケーブルがマイナスのターミナルに接続していることを確認する。
(4) バッテリー液は、極板が半分程度つかるところまであることを確認する。
答え
(1)
問42 バッテリー液が自然に減少した場合、 何を補充すればよいか。次のうちから選べ。

(1) 蒸留水
(2) 硫酸
(3) 塩酸
(4) アルコール
答え
(1)・・バッテリには希硫酸が入っているが補充するのは蒸留水。
問42 バッテリーの点検要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。

(1) ターミナルにケーブルがしっかり取り付けられていることを確認する。
(2) バッテリー本体がしっかりと固定されていることを確認する。
(3) プラスのケーブルがプラスのターミナルに接続していることを確認する。
(4) バッテリー液は、極板が半分程度つかるところまであることを確認する。
答え
(4)・・半分×。どっぷり浸かってないといけない。


●各系統のミックス

問42 エンジンの発航前点検について述べた次の(A)と(B)の正誤を判断し、下のうちから当てはまるものを選べ。

(A) 燃料系統を点検するときは、燃料コックが開いていること、 燃料フィルターにゴミがたまっていないこと、燃料パイプに燃料油が付いていないことなどを確認する。
(B) Vベルトを点検するときは、ベルトをエンジンから取り外し、損傷がないことを確認してから再度エンジンに取り付ける。

(1) (A) だけ正しい
(2) (B) だけ正しい
(3) ともに正しい
(4) ともに誤っている
答え
(1)・・(B)×間違いではないがベルトを外して点検するのはやりすぎ。
問42 発航前におけるエンジンの点検箇所と、その点検要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。

(1) ビルジ    ・・船底に溜まっていないか、油分が混じっていないか確認する。
(2) エンジンオイル・・オイルレベルゲージにより、量や質の確認をする。
(3) Vベルト   ・・エンジンから取り外し、損傷の有無を確認する。
(4) 燃料ホース  ・・確実に接続しており、燃料が漏れていないか確認する。
答え
(3)・・取り外すのはやりすぎ。
問42 発航前におけるエンジンの点検箇所と、その点検要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。

(1) Vベルト    ・・指で押して適度なたわみがあること、 損傷がないことを確認する。
(2) バッテリー   ・・ターミナルの取付け状態、 液量を確認する。
(3) 燃料フィルター ・・フィルター内に水が半分程度たまっていれば適正である。
(4) オイルフィルター・・フィルターの取付け部にオイルが滲んでいれば適正である。
答え
(3)
問42 バッテリーとエンジンオイルの点検要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。

(1) バッテリーのプラスのターミナルとプラスのケーブルが接続していることを確認する。
(2) バッテリーの本体がしっかりと固定されていることを確認する。
(3) オイルフィルターの取付け部にオイル漏れがないことを確認する。
(4) エンジンオイルの量が、 オイルレベルゲージの根元までしっかりあることを確認する。
答え
(4)・・根元まで×。入りすぎです。
問42 可搬型燃料タンクを搭載した4ストロークガソリンエンジンの船外機船において、出航前に点検した次の事項のうち、適切でない状態はどれか。

(1) 燃料タンクのエアベントスクリュー(空気抜き口)が閉じている。
(2) 船外機の取付けボルトが確実に締まっている。
(3) 規定量のエンジンオイルが入っている。
(4) 燃料ホースが確実に接続されている。
答え
(1)・・閉じ×。開いてないといけません。
問42 エンジンの発航前点検の要領について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。

(1) エンジンルーム内に油分がたまっていないことを点検する。
(2) エンジンをかけ、回転数を上げた状態で各部を点検する。
(3) 可動部は目で見るだけでなく、実際に動かして点検する。
(4) 油量や液量が規定量を満たしているかどうかを点検する。
答え
(2)・・普通はアイドリングで行います。


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